Weather Switcher(天気変更)
光の強さ、色、月、星、太陽の設定を調節して雰囲気を変えることができるビヘイビアです。
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光の強さ、色、月、星、太陽の設定を調節して雰囲気を変えることができるビヘイビアです。
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この機能はマルチプレイヤーのビヘイビアとして新たに追加された機能です。体験のムードやテーマに合わせて雰囲気を変えることができ、さらに光の色、太陽と月の位置、雲の密度、星の明るさなどを設定することができるオプション機能もついています。
Weather Switcher のビヘイビアはマルチプレイヤー(MP)向けのため、環境の状態変化はすべてのプレイヤーに適用されます。
またWeather Switcher のビヘイビアがプレイヤーの動きによって影響を受けるトリガーを持っている場合、すべてのプレイヤーのアクションがこのビヘイビアをトリガーすることができます。
マルチプレイヤー向け機能のためアクターに追加する際にはビヘイビアのパネルから必ずSynchronized を選択してください。
体験内で識別しやすくしたり、フェイスカウントを減らしてパフォーマンスを向上させるためにロジックアセットにこのビヘイビアを適用することをお勧めします。
このビヘイビアはToggle のコンポーネントと一緒に使用することはできません。
Wait for Message がFALSE に設定されている場合、ビヘイビアは体験の読み込みが終了するとすぐに使用可能になります。
Wait for Message がTRUE に設定されている場合、ビヘイビアはトリガーされるまでは使用できませんがMessage to Switch が表示され、それを使用することができます。
アクティベーションメッセージを設定するには入力欄をクリックし、使用したい新規のメッセージを作成して「Enter」キーを押すか、ドロップダウンのリストから既存のメッセージを選択してください。
Weather Switcher のビヘイビアはデフォルト設定のPreset(プリセット)として開き、Desert(砂漠)、Neutral(ニュートラル)、Night(夜)、Noon(昼)、Sunrise(日の出)、Overcast(曇り) からテーマを選んで変更することができます。
Weather Switcher のビヘイビアをカスタマイズすることも可能です。カスタマイズを選択した場合、色、光、太陽の位置、月の位置、星の明るさなどの様々な設定が可能になります。
Properties Panel(プロパティパネル)内に表示される上記の項目のプリセットがCUSTOM(カスタム)に設定されていることを確認してください。
スカイのパラメーターを使用してスカイボックス内の異なるエリアの色を設定することができます。
スカイボックスとはGame Maker 上のLAND を囲むキューブ型をしたオブジェクトで、外部の環境をシミュレーションするのに使用されます。
スカイボックスの最上部の色を設定することができます。地平線から体験の真上のすべてのエリアをカバーします。
スカイミドルの色設定ではスカイボックスの地平線の色を決定することができ、スカイトップとスカイボトムの間の色が混ぜ合わされています。
太陽と月の色設定によってスカイボックス内のスカイミドル部分の見た目が変化します。
スカイボックスの最下部の色を設定することができます。地平線から体験の真下のすべてのエリアをカバーします。
体験内のメインとなるの光の色合いや色彩の純度を設定することができます。
このパラメーターを使用することで体験内で影を作り出すための光を設定することができます。
体験の雰囲気やムード、プレイアビリティ(遊びやすさ)も向上させることができます。
例:暖かみのある黄色の光は安心感や心地よさを表現でき、冷たい青い光を使用すると恐怖や不安を表現することができます。
色を変更する際はLight Color の項目にあるカラーバーをクリックしてポップアップウィンドウからカラーチャートやスライダー、Hex 値を使用します。
体験の光の明るさを調節することができます。明るさを強くすると日中の雰囲気や明るい太陽光を表現することができ、明るさを弱くすると黄昏時や薄暗い明かりの灯った部屋を表現することができます。
Light Color とLight Intensity のパラメーターはともに無指向性(どの方向にも同じ光が出る)のためシーンの全体の光として使用することができます。太陽や月の色や光の強さは関係はありません。
光を散乱させる霧の効果を利用して、霧でかすんだり、霧の立ち込めた雰囲気を作り出すことができます。
Density(霧の濃度)を使用して霧の濃淡を調節することもでき、Power(霧の強度)を使用して距離に応じて霧を分散させて表現することもできます。
ゲーム環境下の霧の量を調節することができます。
霧の濃度が高いと濃い霧を設定することができ、濃度が低いと薄い霧を設定することができます。
距離に応じた霧の強度の減衰カーブを表した数値となります。
1.00―8.00の間の数値で設定することができ、体験内での霧の効果の見え方や強さを調節することができます。
Fog Power の数値が少ないほど霧が見えやすくなります。これは数値が上がるほど霧がより遠くから発生し、霧の発生速度が速くなるという仕組みになっているからです。
Fog Density が2.00 でFog Power が1.00の場合、すぐに消えてしまいますが霧は濃く見えるため霧の中を見ることが難しくなります。
Fog Density が2.00 でFog Power が3.00の場合、霧の強度が急上昇し、消えていく際に時間がかかるため霧の中を遠くまで見ることができます。
スカイボックス内の太陽の色や光の強さを設定することができます。
プロパティパネル内のカラーバーをクリックしてポップアップで表示されるカラーパレットを表示します。スライダーやカラーチャート、Hex 値を使用して希望の色を選択します。
色を設定するポップアップウィンドウではColor Intensity(色の明るさ)も設定することができます。
カラーチャートの下部からアクセスし、スライダーを使って設定することができます。
体験内の地平線の色や太陽の見え方も変更することが可能です。
体験内の地平線の色や太陽の見え方も変更することが可能です。
太陽のサイズを設定することができます。0.00から8.00の間の数値で調節します。0.00では太陽は表示されず、8.00では太陽は最大サイズで表示されます。
スカイボックス内の月の色や光の強さを設定することができます。
プロパティパネル内のカラーバーをクリックしてポップアップで表示されるカラーセレクターを表示します。スライダーやカラーチャート、Hex 値を使用して希望の色を選択します。
Moon Color を設定するポップアップウィンドウでは色の明るさも設定することができます。
カラーチャートの下部からアクセスし、スライダーを使って設定することができます。
月のサイズを設定することができます。
0.00から8.00の間の数値で調節します。0.00では月は表示されず、8.00では月は最大サイズで表示されます。
Star Intensity(星の明るさ) 体験内の星の明るさや輝きを調節することができます。
一日の異なる時間に合わせて0.00から10.00の間の数値で星の明るさを調節することができます。0.00では星は見えませんが10.00に設定するとキラキラと輝く星を設定することができます。
体験内のオブジェクトの影の色を設定することができます。
プロパティパネルのカラーバーをクリックして表示されるポップアップの数値を調節することでゲームに合わせて影の色を設定することができます。
スライダーを使って色を設定したり、カラーパレット上に体験に合わせた色が設定してある場合はHex 値を入力して設定することも可能です。
影の色を白に設定すると影は見えません。
選択した色がオブジェクトの色に影響を与えることもあります。表面の色の明暗によって色による影響は異なります。
影を使うことによってよりリアルに表現することが可能になります。影に暗い色を使用することで怖いイメージを作り出すことができ、深みや雰囲気を表現することができます。
体験内のブロックやオブジェクトによって作り出された影の暗さや濃さを設定することができます。
0.00から1.00の間の数値で設定可能です。0.00の設定では影は全く無く、1.00を設定すると濃い影を設定することができます。
通常の影を設定する場合には影の色の設定にはHex 値 #A9A9A9 (ダークグレー)を設定し、影の濃さを0.6に設定することをお勧めします。
体験内の太陽と月の位置を調節することができます。スライダーを使って設定するか、0.00から1.00 の間の数値で設定することができます。
スカイボックス内の太陽と月の位置や環境光の光源の場所を変更することができます。
体験内の時間設定を行うとで光の強さや影が落ちる方向など、全体的に影響を及ぼします。
下記のチャートを参考にして、時間に合わせた太陽と月の位置の数値を設定することができます。
1つのビヘイビアには1つの時間しか設定できませんが、体験内で複数のWeather Switcher のビヘイビアを使用して異なる状況をトリガーすることは可能です。
空の色がアセットに及ぼす影響を調節することができます。
Sub Surface Scattering (サブサーフェス スキャタリング、SSS)と呼ばれるこの機能は光の跳ね返りや雲間からの光の差し込み具合を設定することができます。太陽や月が後ろにある時の光の輪の強弱を調節することが可能です。
0.00から10.00の間の数値で設定することが可能で、0の場合は設定SSS は設定されません。
SSSとは光がオブジェクトの表面下から入り込み、内部で散乱した後、出ていくというメカニズムを指します。
太陽に手をかざした時に皮膚を通して赤く、透明な光が差し込む現象は光が皮膚を通過し、表面下で散乱した後に出ていくというSSS の現象に因るものです。
固形物は密度が高いため光は散乱しませんが、有機物や透明な物体には発生することがあります。
体験内の雲の量や厚さを設定することができます。0.00 から1.00 の数値の間で設定可能で、0.00の場合は雲がない状態で、1.00の場合は最大量の雲が表示されます。
密度を低く設定すると雲がほとんどない晴天の状態を表現することができます。
密度を高く設定すると雲が多く発生し、暗い雰囲気や天気の悪い日を表現することができます。
体験内の雲の下部の色を設定することができます。
プロパティパネルのカラーバーをクリックして表示されるポップアップのカラーパレットやスライダー、Hex 値を使用して希望の色を設定することができます。
影の色を調節することでシーンの光とマッチする影を選択してよりリアルに表現することができます。
Shadow ColorとShadow Intensity の設定が雲の影の色に影響を与えることはありませんが、下記で説明するCloud Light Color(太陽・月に面する雲の色)とCloud Sky Color(空に面した雲の色)とは関連がありますので設定の際には注意してください。
太陽や月の方向を向いている雲の表面の色を設定することができます。
青や紫を雲の影に設定すると寒い印象を与えることができ、オレンジや黄色を雲の影に設定すると暖かい印象を与えることができます。
雲の表面の色を設定することができます。
プロパティパネルのカラーバーをクリックして色を選択し、カラーパレットやスライダーを使って色を設定します。
色の設定を行う際にはカラーパレットのウィンドウを閉じる前に必ずApply ボタンをクリックしてください。
雲のSSSの色を設定することができます。
ハロー効果のようなこの機能はSSS Intensity(SSS 強度)の数値が0.00以上に設定されている時に確認することができます。雲のSSSの色を設定することができます。
Game Maker の編集モードで現在の様子をプレビューとして見ることができます。
変更を加える際は変更の度にボタンをクリックしてシーンをアップデートする必要があります。
シーンをデフォルトの状態に戻すことができます。
Restore のボタンをクリックしてもWeather Switcher のビヘイビアで設定したのカスタム設定が削除されることはありません。Preview ボタンをクリックすれば選択したWeather Switcher のパラメーターを使用したシーンがアップデートされます。